
タイヤに次いで酷使されてるチェーン。
変速の不調が出たらチェーンの延びの可能性が…
今回はチェーンをリンクピンで固定しないでミッシングリンクと言う
脱着が出来るスグレ物!KMCのチェーンの交換。
箱を開けてカットして、即付けたい所だけど、先ずは洗浄から。
新品なのに洗うの?って感じだけどコレ、梱包時サビ止め程度の
安いオイルが塗ってあるから、それを落とす。
安くてもオイルが塗ってあるなら落とす必要無いんじゃ?でも無く
機械油でも劣化してる可能があるし追加油との相性が悪ければ
塊になるか溶かし合うので、オイルを塗るなら脱脂しておく事。

灯油を使えば安上がりだけど危ないし臭いからイヤ!処分も面倒
吾が輩はミカンの皮汁(爆)で洗う、ついでならチェーンリングや
スプロケットも一緒にコレで洗えば、付けて早々チェーンが汚れない。

前後の歯車もチェーンを脱脂した残り汁で洗えば、
こんなに綺麗♪チェーン汚れしないで輝き長持ち!
※この場合、スプロケ外しの工具が必要になります。

漬けから上げたら更に中性洗剤で洗い良く濯ぐ。必須!
チェーンのコマに浸透した洗浄液を落とさないと
オイルを注しても洗浄液に溶かされてしまう。
水気が取れた所でようやく取り付け。
※今回は始っからチェーンの長さを計って装着する例。
チェーンリングの変更(スタンダードからコンパクトに変更)や、
スプロケットの歯数変更(11-21T→11-27T)など
リアディレイラーのゲージをロングかショート化にする場合に。
既存でチェーン交換する場合、並べて同じコマ数分カットで終わり。

※チェーンを掛ける前にフロントディレイラー(前変速機)を大きい
ギア側にセットする、リアディレイラー(後変速機)は小さいギア
側に位置させて置くと作業し易い。
チェーンを前後とも大きいギアに引っ掛け、
シングルの状態で引き合わせる。

両端を引っ張ってオスメスが交差する所から2コマ目を
カットするがミッシングリンクの場合1コマ(オス同士)
注意:ピーンと引っ張った状態にしても歯数で若干のズレがある、
向かうコマがオス同士だったら、半コマ緩めてメス側に合わせて数える。
※リアサスペンション付きの場合、同じ工程でサスが一番沈んだ所から
同じ条件で数える(とりあえず)サスを乗って無い状態にして、さっきの
コマ位置を(2コマ含む)リアディレイラーにチェーンをくぐらせ、
前後最少ギアに通しリアディレイラーのプーリーとチェーンが
干渉(たるみ)しないか?見て良ければソコをカット。

チェーンカッターで余分な部分を抜き取ります。
しっかりレールに乗せないとチェーン切りの矢が折れます。

チェーンを繋ぐ時はチェーンを歯車に乗せずBB側に落として置くと
チェーンが、その分ゆるんで繋げ易い。
※フロントディレイラー(前変速機)はインナー(内側)にセット。

ぴったり1コマ残り、普通は2コマ オスメスの1ペアだけど、
このチェーンの場合オスの1コマ残りです。

メスのコマはミッシングリンクなのでコレで2コマになる。
コレを繋げたらリアディレイラーのプレートを押しながら、
チェーンを引きチェーンリングにまわし掛けると上手く乗る。

つなげて取り付け終了!チェーンカッターでコネクトピンを付ける
手間が無い分、簡単に出来るし使い切りのコネクトピンと違って
脱着が出来るので洗浄の時に外せるのが嬉しい。

前を最大ギアにして後ろを最少ギア(高速ギア状態)にした時、
上下のプーリーが垂直に揃っていれば一番良い状態。
(※シマノが推奨しているチェーンの長さ。)

仕上げはオイルです、注したり吹いたり点したり…
オイルの種類は様々!用途でドライ・ウェットに別れるけど…
要するに吾が輩は、高圧に耐えて汚れない物!
そンな虫のいいオイルは無いが工夫で出来る。
※おまけ※このミッシングリンクはシマノ互換でシマノの純正チェーンでも装着可能
(※カンパ10S互換も勿論ある。11S対応出ないかなぁ~)
だからKMCじゃ無くても使える(ミッシングリンク単品販売もされてる)
出先のチェーントラブル・輪行時のループもチェーンが外れると助かる
が、ミッシングリンクって脱着が出来るのが長所だけど、締って素手じゃ
外れない事も…プライヤーで外す手もあるけど滑って巧く行かない。

この専用工具を使えば、どんなに固く締ったピンでもラクに外せて、
手も汚れない♪この手のピンなら大概外せる。
※パークツール MLP-1C マスターリンクプライヤー \2,625也

このピン、一応…使い切りだから脱着し過ぎると繋ぎ目が擦れて
突然切れたり外れたりする、固定力ならコネクトピンで締めるのが
一番イイけど要工具や脱着出来ない不便さが…。
テーマ : 自転車 - ジャンル : 趣味・実用
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