
自転車で一番汚れやすくて黒ずみが気に為るチェーン…
走る毎に砂や塵を拾って汚れる、毎回洗うのも大変だが放置すると
錆びる・音が鳴る・変速が鈍い・踏み込みが重い…等々良い事無し。
なので最低限の注油と隔月でも良いからチェーン掃除を仕様!

トレイルを走るMTBは一発で汚れる事になるが、この状態で走り
続けると砂がコンパウンドの様に擦って削って仕舞う!オイルを
注していても砂が吸い付いて塊に為ると潤滑も低下する・・・。

チェーンブラシなる箱型の洗浄器も有るが、チェーンを付けたままで。
ピストの様なシングルギアだと比較的ラクだが多段ギアは結構面倒…
で、吾が輩は↑の様にやってる*コレは輪行のエンド金具の一種だが
モノは使い様♪歯車付いてスタンドにも乗せられて丁度良い!
※後輪が付いてても良いがオイルや洗浄剤がリム・タイヤに掛るので…
車輪を付けたまま遣るなら、ダンボール箱を畳み折って盾にすると◎

先ずは砂などを含んで固まって終ったオイルを溶かします、洗浄剤では
無くオイル…油で油を溶かすんです、洗浄剤は速乾性が多く落とす前に
乾いて仕舞うので、チェーンのコマにオイルを浸透させて塊を溶かす。
※手が汚(荒)れるので使い捨てゴム手袋を装着!@ラテックスは溶る。

オイルで落とす贅沢な洗浄方法でしたがアレは注油では無いので…
ココで洗浄剤の登場!古い油を溶かし含んだオイルを落とします。
※この行程は灯油洗いと意味共通してます*危険か安全かの違い。

まだ終わりじゃありません!洗浄剤で吹き落としても「浮かして落とす」
ので表面上、汚れが残ってるコレは普通の中性洗剤で洗い落します。
@ミッシングリンクの様にチェーンが脱着出来る方が洗い易い*
※下地に廃油が残っていると新オイルを注しても廃油を吸って汚れる。

チェーンに密接するチェーンリング・スプロケ・プーリーもキレイに*
特にダークマター(油が塵等を吸って出来た汚れの塊)の様な物質が
付着したモノは直ちに掻き落としてからオイルで拭き取る、コレだけで
見た目がキレイに為り、洗ったチェーンの即汚れ(黒付)も防げる*

洗ったチェーンの水気が乾いたら注油です♪オイルの種類は様々。
吾が輩は耐圧に優れたオイルをチェーンのコマに1滴づつ注す方法*
ワックス系>粘度抵抗が無い・汚れない<耐圧に弱く鳴る・雨に弱い。
低粘度オイル>潤滑防錆び効果・汚れにくい<雨に弱い・短期潤滑。
中粘度オイル(推奨)中期潤滑・耐負荷・雨に耐える<汚れやすい。
高粘度オイル>耐負荷・長期潤滑・雨に強い<即汚れる・抵抗も有る。

まだ一手間加えます(我流)1滴づつ注したオイルは中粘度で高粘度
並みの耐久性を持ったオイル*コレを保護する物がシーリンググリス
チェーンのピンとコマの間に入ったオイルを封じ込める専用ケミカル*
グリスと言っても潤滑ではなく、ゆるい油粘土みたいな物、コレを塗り
付けると、水に浸けてもオイルが流れ落ちないし砂や埃も通さない!
王滝100km走っても潤滑を保持した実績あり♪面倒いが欠かせない。

仕上げに低粘度のオイルを吹き付けます*圧力の掛るコマの部分
だけではなくプレートにも注油は必要!防錆び効果や変速の向上*
表面に薄く伸びるので汚れも付き難くく常にキレイな状態を維持♪
※シーリンググリスの拭き斑も取れる。

これで出来上がりました*一見ドライ風の仕立てでも超耐久の仕様!
手が込んでる程、長く待つ!我流のチェーン掃除*普段は芯が保護
されてるから、低粘度オイルを吹き付けて表面汚れを拭き取るだけ♪
テーマ : 自転車 - ジャンル : 趣味・実用